じぶんしだい

不器用なじゃにおたによる独り言

視聴率の話

レコメン木曜日*1で桐山くんが唐突に視聴率を気にするようになった話をし始めました。
テレビの世界で求められる結果の1つが視聴率なんだと思うわけですが、桐山くんが突然話し始めたのは少し違和感がありました。
何かあったのかなーなんて思いながら、数字という結果について、考える機会になりました。

私も営業の端くれだから、数字って残酷だということはよくわかっているつもりです。今でこそすごい詰められることはないけど、数字がなんぼという世界が存在することも知っているし、1%でも達成率が高い方が評価される世界があることもわかっています。
テレビの収益は視聴率によって成り立っているのは、昔から変わらないのだと思うのですが、それは視聴率が取れなければ利益にならないということを指していると思います。慈善事業でない以上、利益を生むためには高視聴率を狙わなければならないことは容易に想像できます。ただし、それが直接的に求められるのはタレントさんというよりはテレビ局の社員だったりするのかなーと思います。結果的に、テレビ局の収益が上がれば、タレントさんに入るお金も増えるのかもしれませんが、テレビ局の社員は数字があがるように番組を作り、その中の1つの要素としてタレントさんがいるのではないでしょうか。
そのタレントさんが視聴率を気にしなければならないというのは、酷な話だなぁと思います。タレントさんは番組の一要素でしかないからです。ドラマであれば脚本があり、演出があり、演者がいる。全てで結果(ここでは視聴率)を取りに行くわけです。
正直タレントさんにできることなんて限られているだろうと思います。一般人にはわからない制約も沢山あるんだろうと思うし。ましてや、今はタレントさんに100%頼り切って数字が取れる時代ではないと思う。なのに数字が取れないタレント、数字が取れるタレントだと言われるのはなんだか違うと思うし、一要因にはなるにしても、そんなことを気にして活動しても疲れてしまうのではないかと心配になる。
だから、桐山くんが視聴率を気にしている様子が心配になる。まぁそういうのはメンバーがどしたん?って聞いてあげて泣かせてあげて、解決してくれたらと思うから私が心配するのもお門違いなんだろうけど、それでも心配するのがファンだから許してほしい。

私も営業に移ってから、数字ってなんなんだろうって思い続けていて、自分がどんなに頑張っても売れるとは限らないところもすごく似ているなぁと感じました。私は現場の最前線のはいないけど、彼らは最前線にいながら、頑張るだけでは結果が伴わない。さらに苦しいだろうと思います。
しかも今や敵は他局だけでなく、ネット動画やらその他娯楽やら多岐にわたっているし、なんならその日が雨なのかとか天候までもが影響する。考え始めたらきりがなくて、しんどいだろうなぁと思います。

営業に出て、最近思うのは数字は全てではないのかもということです。簡単に数字を出している人からしたら、逃げてると思われるかもしれないですし、数字が出るにこしたことはないのはもちろんなんですけど。
少なからず、感謝とかされたりします。直接営業の数字にはならないけど、滞りなく終わらせることが必要になるときもあります。やり終わった後、助かったよと言われたりすることもあります。救われた思いがします。

先日、オタクの友達と話をしていて、辛い時はいつもジャニーズがいたって話になりました。タレントさんは仕事をもらってなんぼだし、数字が出るにこしたことないですけど、その笑顔で、あなたの存在で沢山の人を救っているんだよってことを、たまに思い出して欲しいなと思います。
結果が伴わないときもあります。絶対にあるけど、それだけじゃないよって思うんです。し、伝えたいです。数字にばかり囚われず、でも意識はしつつ、楽しくお仕事して欲しいなぁと思います。

偉そうなことを書いた気がしますけど、要するに気に病まないで大丈夫だよとただただ自担を心配しているだけのお話でした。
私も数年前は数字出してる人がえらいんでしょ??と尖ってたなぁ…若かった。

*1:毎週木曜日文化放送(他)で生放送している関ジャニ∞村上くんとジャニーズWEST中間くん、桐山くんMCのラジオ番組