じぶんしだい

不器用なじゃにおたによる独り言

KinKi Kidsという世界

なんとも言葉にならなくて、でも言葉に残しておきたくて、こんなに時間が経ってしまったけど、残しておこうと思います。

 

つよしくんが突発性難聴になってから初めてのKinKi Kidsのコンサート。2017年に私がこの目でみる初めてのKinKi Kidsでした。

 

かれこれ10年以上前。

その日のつよしくんの気持ちや体調を心配してコンサートが始まるのを待っていたことを思い出しました。当時は私も10代で、つよしくんの状態もよくわかっていなくて、気分屋さんと思っていたし、それが正直でかっこよくみえてた時期でした。

今ならもっと別の感じ方をしたんでしょうが、当時はそんな風に思っていました。

 

無理をしているのは見ずともわかっていることでした。発病から半年経つか経たないかでコンサートなんて、無理してるに決まってる。どんな表情で出てくるんだろう。どんなコンサートになるんだろう。吐きそうなほど緊張していました。

 

少し緊張感のある、神妙な面持ちのつよしくんとしっかりと前を見据えたこうちゃんがそこにいました。

オーケストラの壮大な演奏に乗せて、2人の歌声が響き、ここまでくるのにどれだけの人が動いて、本人たちがどれだけ頑張ったんだろうと思うと、気づいたら泣いていました。そして、ふぉ〜ゆ〜が2人を支えてくれていました。光ちゃんも言っていたけど、忙しい中、2人のために集まってくれた4人を見た時も涙が止まりませんでした。

そして、何よりも2人で歌ってくれることのありがたさを感じましたし、2人じゃなきゃやっぱりだめなんだと改めて思いました。

 

ただ、口を開けば、いつものKinKi Kidsで、特に初日はこうちゃんが嬉しそうで、2人で東京ドームに立てること、2人で歌えること、2人でMCできること、全部全部楽しそうで、その姿にも涙が出そうになりました。私は上手にいたので、MC中は光一くんの後頭部しか見えなかったですけど、後頭部からでも伝わる楽しくて仕方ない感がすごかったです。2日目のまたごむのくだりなんて、ほんとただただKinKi Kidsでしかなくて、100人のオーケストラの皆様は驚かれたのではないかと思うし、オーケストラもバンドも7万人弱のファンもぜーーーーーーんぶ置き去りで、とても良い時間でした。

 

つよしくんのお話をすると、ソロコーナーでダンスを踊っていました。歌うことに集中するから、歌いながら踊ることはできない状況で、踊ってくれたことが私には嬉しくて仕方ありませんでした。私はつよしくんのダンスが大好きです。それをみることができたのが幸せでした。踊ってくれるんだ…って息をのみました。まさかだったから。どんな理由であれ、踊ろうと思ってくれたことが嬉しかったんです。

 

今の状況を受け止めて、その中で最善を尽くす。簡単なことのようで難しいと思います。ただ、2人なら乗り切れるような気がしているんです。20周年の時に、5年後、10年後、笑いあっててほしいと思ったけれど、この人たちならきっと笑いあってるんじゃないかって思えました。絶対はないし、信じられないようなことが次々と起こるけれど、きっとなんらかの形で笑いあってくれてるような気がします。

 

つよしくんが自担なのかといえば、今の自担はつよしくんではありません。1番に追いかけているのがKinKi Kidsなのかといえば、やはりそうではないです。でも、KinKi Kidsも、光ちゃんも、つよしくんも、唯一無二の特別な存在なんだなと今回改めて思いました。

 KinKi Kidsという世界が私にとって特別で大好きで大切でどんな時だって居心地がいいんだなと思いました。

 

これから先、どうなるのかわからないけど、突発性難聴から、突発ラブって言葉を作って、それをTopaz Loveという曲に仕上げて歌う2人なら、きっと世界は2人を愛すると思う。